とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

ノンフィクション

梯久美子『散るぞ悲しき』

戦記にも様々な形態がありますが、第二次世界大戦で硫黄島総指揮官として戦地に赴いた栗林忠道中将の、主に家族へ宛てた手紙と関係者へのインタビューでドキュメンタリー形式にまとめられています。 軍人本人の手紙を通した主観的な重みと、淡々と語られる客…

アイリック・ニュート『サイエンス・クエスト 科学の冒険』

文系の人こそ楽しめる科学のお話です。 といっても実験や化学式の話ではなく、私たちの生きる宇宙や地球にどんな科学的法則があるかという、ワクワクするアドベンチャーです。このブログではまだあえて一冊もご紹介していないのですが、実は私はSF好きでして…

『フェルマーの最終定理』

「nが3以上の自然数のとき x^n+y^n=z^n を満たす自然数{x,y,z}は存在しない」17世紀の数学者フェルマーが遺したこのシンプルな定理は、300年以上もの間 多くの数学者が証明しようと挑んだにも関わらず、なかなか解かれることのなかった難問です。フェル…

三浦準司『人間はだまされる』(新刊)

10代向けに書かれたメディアリテラシーの本ですが、もちろん大人が読んでも分かりやすく、為になるかもしれません。 今後わが子にも話す機会があるだろうなと思っていたところ、新刊が出ていたので読んでみました。人間はだまされる―フェイクニュースを見分…