とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

泣ける

梯久美子『散るぞ悲しき』

戦記にも様々な形態がありますが、第二次世界大戦で硫黄島総指揮官として戦地に赴いた栗林忠道中将の、主に家族へ宛てた手紙と関係者へのインタビューでドキュメンタリー形式にまとめられています。 軍人本人の手紙を通した主観的な重みと、淡々と語られる客…

『アルジャーノンに花束を』

人間の知能の価値を問い、家族のあり方を考えさせられ、幸せの意味に悩まされる名作です。 結婚前に読んだ時と親になってから読んだのとでは、感じ方が大きく変わりました。32歳の主人公チャーリーは6歳程度の知能しかない知的障害者ですが、本人の「賢くな…

角野栄子『靴屋のタスケさん』(新刊)

戦時中の暮らし、心のふれあい、戦争の悲劇などを、子供目線で描いた童話です。 1942年のある日、近所の空き店舗にタスケの靴屋さんが入りました。 小学校1年生の「わたし」はタスケさんの靴修理や靴作りの仕事を見せてもらううち、段々仲良くなっていき…

『うさぎのルーピースー』

当時3歳の長女が、初めて物語で泣き、「死」の意味を教えてもらった絵本です。うさぎのルーピースー作者: どいかや出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/01/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るある朝、目を閉じて…