とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

『伝記ものがたり101話』

寝る前の読み聞かせ本 2冊目のご紹介です。
こちらは101話シリーズの伝記バージョンです。

幼児はファンタジーが好きかと思いきや、意外にも実在した人物の話も楽しむことができることを、私は娘を通して知りました。
その描写が物語性に富んでいれば尚更です。
長女はここに載っているある発明家の伝記ストーリーで感極まって泣き出し、「もっと読んで!」と大好きになりました。

伝記ものがたり101話 (「おやすみなさい」のお話集)

伝記ものがたり101話 (「おやすみなさい」のお話集)

本書では国内外の偉人38名を101話に分けて紹介しており、[発明・発見家]、[探検家]、[夢と勇気を与えた人]、[芸術家]、[人命を救った人]にカテゴライズされています。
1人につき2~3話に分かれており、全て続けて一気に読んでも、1日1話ずつ分けて読んでも無理のない量です。

他の伝記集と比較して分かる特長は
・文章が平易で幼児にも何をした人物なのか分かりやすい
・特記すべきエピソードが具体的かつ丁寧に描かれている
・38人の人選が絶妙で秀逸

…という点かなと感じました。

38人というと少なく感じる大人もいるかもしれません。
しかし私個人としては、伝記の面白さを知る入り口として、覚えられないほど大勢のエピソートを100人聞かされるより幼児には合っていると思いました。
とてもうまく編集されているので どの偉人も印象に残りやすく、人名と偉業を一度読んだだけで子供でも覚えてしまうほどです。

エジソンの何でも知りたがった好奇心や、シュバイツァーのどんな動植物にも優しくする心など
読んだ後に偉人と子供本人の共通点に気づかせてあげる働きかけをすると、子供の自尊心を育てるのにも役立つと思いました。


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