GW大仏と『日本美術史』
GWでクッタクタです。
GWとかお盆とか年末年始とか…世間の連休は辛いです。
さて昨年、アニメ「ちびまる子ちゃん」で花輪くんの鎌倉の別荘に遊びに行く話があり、それを見てからというもの娘達がずっと鎌倉へ行きたがっていました。
GWに横浜の実家に帰省しているついでに、念願かなってようやく行って来ました・・・(;´Д`)
古都系の観光地ではいつも、食べ歩きがメインイベントになりがちな我が家の子供たちなのですが、鎌倉の大仏には大変感動していました。
特に大仏の胎内拝観の、あの蒸し暑さと狭くて暗い 息苦しさに、本物のもつ圧倒的な力を感じたようです。
もちろん食の方も楽しんできましたが、、、
横浜育ちで鎌倉常連の私にとって、鎌倉スイーツといえば葛きり!
…なんですが、子供たちそれぞれに食べさせるという暴挙に出るハメになりました、、、
(;´Д`)
今回は滞在中にまだ何ヵ所かへ行く予定です。
ピータンを食べてみたいと言う長女のために、今日は中華街へ行って、ついでに船に乗ってきました。
散財地獄へまっしぐらです。
(;´Д`)
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- 作者: 辻惟雄
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2002/12/25
- メディア: 単行本
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さて仏像や寺院といえば、
建築なら入母屋造り、像なら木心乾漆像などが好きで、向かいの家の奥さまはいつもアルカイックスマイルを浮かべていて、そしてもちろん造形美が云々と、、、美術・工芸という目線で見てしまう私です。
文化財や国宝を、日本史だけではなく色々な視点で見るのも新しい発見があるものです。
そんな味わいの指南書になるのがこの『日本美術史』です。
ちなみに美術系の学生もテキストとして使っているほど、内容はわりと鑑賞という範囲では専門的です。(実践的な技能は学べません)
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もちろん近現代のファインアートやデザインも扱っているのですが、どうしても文化財や仏教美術が7~8割を占める印象で、日本人の造形的文化の根底に仏教の影響があることを思い知らされます。
私は学生時代にこの本と出会い、仏像なんて地味だし違いが分からないし面白くないよ!という印象が変わりました。
今回は子連れレジャーとして行くのでバタバタしてしまいましたが、一度くらい目を通していけばよかった!と後悔しています。
別に鎌倉の大仏についてピンポイントで調べるとか、そんな目的ではないのです。
それ以前のスピリッツのところ、観光地へ行くと感じる"日本らしさ"の根底の精神なんかを確認できるんですよね。