とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

小学1・2年生の課題図書4冊~娘の感想

珍しく2日連続でブログ更新することができました(^^;




小学校初めての夏休みを迎えた娘が、読書感想文を書くと意気込んでいました。
まずは全国統一の課題図書を4冊、張り切って読んでいました。
もちろん私も自分で読みました。

なにぶん一年生なのでまだまだ薄い感想ですが、本人なりに色々感じたことがあるようです。

簡単なあらすじも書きましたが、その後に娘が実際に口で語った感想を、箇条書きで記録してあります。
会話に出てきた言葉を適宜母が要約しています。

もしかしたらネタバレと感じられる言葉があるかもしれません。


①『ルラルさんの だいくしごと』

ルラルさんがはしごで家の屋根にのぼり修理をしていたら、動物たちがはしごを持ち去ってしまいました。
屋根に取り残されたルラルさんは困ってしまいました。

・動物たちがはしごを持っていってしまって、ルラルさんはとても焦ったと思う。
・でもはしごで電車ごっこをするなんて、動物たちは無邪気でなんてかわいいんだろうと思った。
私なら怒る気持ちにならないかもしれない。
・屋根から降りられなくなったおかげて、ルラルさんは夕焼けを見ることができた。私も夕焼けとか夕方に散歩するのが好きだから、はしごがなくなったおかげでルラルさんはかえって良い時間を過ごせたと思う。屋根から見る夕焼けはきれいだろうな。



②『がっこうだって どきどきしてる』

こどもたちが来ることを用務員さんからきいて、ドキドキしている「がっこう」くん目線のお話です。
学校に行くのを嫌がる女の子がいて戸惑う「がっこう」ですが、ちょっとした出来事がきっかけで、こどもと学校の距離が縮まっていきます。

がっこうだって どきどきしてる

がっこうだって どきどきしてる

・給食を食べる男の子の場面で笑ってしまった。
・私の小学校はこの絵本の学校よりも大きいし子供も多いので、うちの「がっこう」は入学式にはもっともっとドキドキしていたと思う。でも毎日学校に子供が来るから、そのうち慣れてきて、自分も友達になったつもりでいるかも。
・だけど休み時間に「がっこう」は子供たちと一緒に遊べないし、皆が帰ったあとや休みの日は独りぼっちで、淋しいと思う。
・この前となりのクラスの窓ガラスが割れたので、私の「がっこう」は体の一部が壊れて痛かったはず。学校って子供がいて賑やかでたのしいこともあるけれど可愛そうなこともある。大切にしてあげなきゃなぁ。


③『なずずこのっぺ?』

独特の昆虫語で物語が進んでいきます。
虫たちとひとつの植物を、定点観測の視点で時間の移り変わりと共に描かれています。
昆虫語は意味不明なはずなのに、絵から文脈や感情を読み取れるのがこの作品の魅力のひとつだと気付かされます。

なずず このっぺ?

なずず このっぺ?

(昆虫語の滑稽さと絵のインパクトが強すぎて、うちの娘はストーリーを理解して味わうところまで到達できませんでした。)
・「なずずこのっぺ?」って意味が分からなくておもしろい。虫たちは本当にこんなふうに喋っているのかな?
・私たちが虫の言葉の意味が分からないのと同じで、虫も人間が何を喋っているのか分からないんだと思う。でも、怖がってるとか怒ってるとかは何となく分かってるかもな。
・イントネーションを変えたり、声色を変えたりして読むだけで、虫の気持ちが変わったみたいに聞こえる。(※イントネーション・声色という語彙は使っていません)



④『きみ、なにがすき?』

あなぐまは自分の庭に、どんな野菜畑を作ろうかと迷っていました。
友達の好きな喜ぶものを作ってあげようとひらめきましたが、それらは皆すでに持っていて、諦めざるを得ませんでした。
へそを曲げたアナグマくんでしたが、もっと別のことを思いついたようです。

きみ、なにがすき?

きみ、なにがすき?

うちの娘はこの本をとても気に入りました。
怒ったアナグマに対してハリネズミが言ったある言葉で、感動して泣きそうになったそうです。(ピュアだ…笑)
そして読書感想文はこの本に決め、一生懸命書いていました。

本人が初めてきちんと書いた思い入れのある作文ですが、まだ先生にさえ提出していないので、箇条書きであっても感想はまだちょっと控えておこうと思います(^^)