とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

体調不良と2019年3月の読書10冊(漫画含む)

わざわざ公開する必要のないような独り語りです。


実は私には長年付き合ってきた持病があります。

今すぐ命に関わるというものではないのですが、症状がキツく出たり発作が起きたりすると、普通の生活が送れなくなります。

2010年の夏には、自転車に乗って国道沿いを走っている最中に発作が起きて倒れ、救急搬送されるという出来事がありました。


ここ数年間しばらく症状は落ち着いていたのですが、今月の2週目から急に調子を崩しました。
医療機関からは「今すぐ入院するレベルだ」と言われて焦ったのですが、なんとか主治医と相談し、日帰りの検査と投薬で様子を見ることになりました。

個人事業主として仕事を請け負っている身としては、たまたま3月に入り急に仕事も減って不安だったのですが、今にして思えばゆっくり休めるようにするための天の采配(配剤)だったのではないかと思っています。
私は無神論者でも信仰者でもどちらでもなく、「神がいるかどうかを知るには、人類はまだ未熟すぎる」と考えている人間ですが、それでもいつもピンチのときには目に見えない「偶然」に助けられているなと感じます。

「そこで助けてくれるなら、その前に病気にならないよう助けてもらえよ」なんて突っ込まれそうですが。ハハハ。



結局入院はしなかったものの常服薬を増やし、頓服薬を心の保険にして、仕事のない日は家で寝たきりの日が続きました。

それなら入院していても同じといわれそうですが、子供を預ける先がなく、行政に頼るにしても、そこまで行き着くほどのパワーが私にはありませんでした。
他人に指摘されない限り、「実家を頼る」という選択肢は全く頭にも浮かびません。
既に他界しているとか、当人たちが介護状態だとか、絶縁状態で連絡先も知らない・・・など、様々な事情で実家を頼れないご夫婦は世間にもいらっしゃいますが、我が家もまぁ概ねそんな状況です。
(※本当の緊急のときの対策はしてあります。)


夫も仕事の休みの日には、ワンオペ状態で育児をしてくれています。
申し訳ない。

とはいっても、私も最低限の家事と毎日の弁当作りは休みながらもしています。
私一人でも、春休み中の子供達をなんとか2回ほど遊びに連れていくこともなんとかできました。
そして毎年のことですが確定申告もしてきましたよ。


でも、キツかった。

こんな、日々何でもないはずだったことが、できなくなってしまうのは情けないです。
が、同時に、何事もなく生きている日々のありがたみが改めて心に染み入りますね。



そしてようやく、2~3週間かけて回復しつつあり、調子が戻ってきました。

さらにさらに、調子が戻ってきたとたんに、また新しい仕事が舞い込んできまして。
人生って不思議なものです。
ありがたくて嬉しくて、目に見えない「偶然」に感謝しています。

まだ本調子ではないにしても、なんとか元の生活に戻ってきました!



なぜこんなことをこのブログに書いたのかというと、体が動かないときにこそ本のありがたみが分かったからです。

身体はここに居ながらにして、私の心と頭は、複数の場所や時代や土地に行くことができました。
要するに現実逃避ですね。

生身の人間にとって、一時的にでも、頭のなかだけでも、逃避できる場所があるというのは本当に救いだと思いました。


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