とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

新元号について、僭越ながら一国民として思うこと。

元号は「令和」に決定。
おめでとうございます。

とても幸先のよい素晴らしい元号に決まり、国民の一人として嬉しく思います(^-^)
「れいわ」、何より音がきれいです。
そして出典と意味を聞いて感動してしまいました。

よい御世になりますように。
よい時代にしていきたいです。

それにしても「令」がくるとは全く予想もしていませんでした~!


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インスタグラム@首相官邸アカウントより
https://www.instagram.com/p/BvtBt53AyMx/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=6s2n354anw97


1 「令」

「令」と聞いてまず私の頭に思い浮かんだのは、「命令」でもなく「号令」でもなく、「令夫人」という言葉でした。
あぁ、高貴なそっちの意味なのね、と。(でもちょっと違ったみたい・笑)


実をいうと私は学生時代に、ある縁故で3~4回ほど、政界の要人や文化人の集まるレセプションの接待(ご案内係の一番シタッパ)をさせてもらったことがあります。

その際にゲストの胸にコサージュをお付けするいう任務がありました。
例えば国会議員にはこの色、地方議員にはこの色、企業代表にはこの色、、、などゲストの肩書きによってコサージュの色が決まっていたのですが、「令夫人」用のコサージュというものも用意されていたわけです。
それが特別な美しいデザインでした。

気品あふれる要人の令夫人のお目にかかり、20代の庶民だった私は、なんと華やかな方々だろう!と、手の届かないものへの憧れの眼差しでいました。
そして同輩たちと、「自分も将来、令夫人なんて呼ばれるようになったらどうしよ~♥️」なんてキャピキャピしていたのです(^^;
(現実は案の定フツーの主婦になりました笑)

「令夫人」「ご令息」「ご令嬢」など、「令」が私の中で「高貴」なイメージに結び付いたのはまさにこの学生のときでした。



ですが他にもこの「令」には、多くの良い意味があるのですね。
首相談話で引用の意味を聞きながら、「ああそうか、カシンレイゲツの『レイ』がこの文字だったかも」と、ボンヤリ思い出していました(^^;
非学浅才です(^^;

他に私の好きな字に「怜」「玲」「澪」「鈴」があるので、やはりとても美しい音と尊い意味のイメージがあります。




2 「万葉集

万葉集』は、私も古典の和歌集の中で一番好きなのですが。
これまでの元号は中国古典から引用されていたと聞いていたので、万葉集からと聞いたときには、正直「意外!!」と思いました。

「国書にするにしても、せめて勅撰和歌集とかじゃないの?!」
「俗まではいかなくても大衆的すぎるのでは?」と。
(どうしても、素人には勅撰集のほうが高尚なイメージがある。)

、、、ですが、総理談話を聞いて心から納得しました(^^)

そうか、そうだった。
身分をこえて全ての国民で文化を作り上げるのだ、と。


そして引用文の素晴らしさを聞いて、一言一句に感動です。


初春の令月にして 気淑く風和ぎ
梅は鏡前の粉を拓き 蘭は珮後の香を薫す


この序文には、実は私と娘の名前の文字も含まれています(^^)
(harunaの春と、娘はまた別の文字)


それから「梅」の文言にも強く心をひかれました。

歴史学者本郷和人さんが、「桜じゃなくて梅なんですね」みたいな意味のことをおっしゃっていましたが、

いやいや、そこはもちろん、桜じゃなくて梅でしょう!!


桜ももちろん美しいし、大好きです。
ですが、本当に縁起のいい花といえば梅なんですよね~!!

「散る」と結び付く桜よりも、まだ寒い時期から濃い色の花を咲かせる梅の花は、昔から強くめでたい花として日本では愛されてきたのは周知のことです。
「松竹梅」と言われるように、季節を問わずめでたいものの代表格として親しまれていますよね。

私は着物をたまに着るのですが、桜柄の着物はやはり季節感を気にする場合が多い一方で、梅は通年気にせず着られる柄として選ばれています。
(※諸説、地域によって違いあり。)

あとは「梅花(バイカ)」が「倍化」に通じ、嬉しいことが倍になるとも聞いたことがあります。


あ、とは言っても桜を批判しているわけでは決してありません。
私の桜熱も、それなりに熱いと自負しています。

昨年書いた桜のウンチク↓
booksformams.hatenablog.com



3 お祝いムード

元号が発表されて間もなく、「令和」にちなんだ商品がさっそく発売されていましたね。

「なんでも金儲けに結びつける」なんて批判的な声もあったようですが、個人的には良いことだと思います。

平成を迎えたときには私は子供だったのでよく分かりませんでしたが、天皇崩御されたばかりで、こんなに浮かれたり騒いだりする雰囲気ではなかったのではないかと思います。

今回は生前退位なので、新しい時代を迎えることを前向きにとらえ、素直に喜べるムードだというのは、やはり喜ばしいことです。

そして需要があるわけですから
こういう流れに乗って、いろいろ活気づけばいいですね。
私も何か商売をしていたら、新元号にあやかって一発当ててやろうとか考えたかもしれません。



4 終わりに

脈略なく、思うことをツラツラと書き連ねてしまいました。
あと読書についてブログを書いている立場として、一つだけどうしても書いておきたい。

実は前々から思っていたのですが、有識者懇に林真理子氏を見つけて「なぜ?!」と思ったのは私だけではないはず、、、(笑)(笑)
いやいや林真理子さんの著書はかなりの冊数を読破したので、私は決してアンチではありませんよ!


山中先生はさすがです!♥️




まぁ、何はともあれ素敵な元号を聞けたおかげで今日はウキウキしていました。





新しい令和が、素晴らしい時代となりますように。