母の日に夫からの贈り物
1
2日前、1人で子供を動物園へ連れて行きヘトヘトになって帰宅すると、自宅のポストに見慣れない郵便物が入っていました。
見ると私宛の電報。
上品な封書だったので「祝電なんてもらうようなことないのに、何かの間違いかな?」と訝りながら開封しました。
するとカーネーションの表紙が現れ、それを開くと母の日のメッセージが!
差出人は、まさかの夫でした。
記念日に一輪の花さえ買ってきたこともないような夫から、彼らしい不器用な言葉で感謝のメッセージが添えられていました。
後から聞いたところ、私は彼にとっては「妻」だけれど、子供達の「母親」として向けた言葉なのだそうです。
「口には出さないけど、普段こんなふうに思ってくれていたのか」と、とても感動して涙ぐんでしまいました。
横から覗く子供にも読んで聞かせたら、涙をボロボロこぼして泣いていました(笑)
母親業に疲れたら、繙いて見返そうと思います。
夫が買ってきた近所の名店の母の日ケーキ。
私、こんなに可愛くない(笑)
2
気付いたら私も、すっかり「母親」になっていました。
その前に一人の人間であり、女性であることを忘れないようにしなくてはと改めて思います。
そして夫に対しても、これからも「子供の父親」「共同生活の要員」ではなく「最強にして最愛のパートナー」として尊重していけたらと思います。
楽しいですね~。
好きな男性が「夫」をやったり「社会人」を演じたり、「少年」にもどったり「息子」であったり、「父親」になったり、色々な姿を見られるのは。
元々はお兄さんだったのが、最近ではおじさんへと変貌を遂げてきました。(お互い様)
これからどんなお爺ちゃんになっていくのかも、楽しみです。
3
そんなことを考えていたら、夫婦愛が描かれた小説でも久しぶりに読もうかなと思いました。
数あるなかで私の好きな作品と、これから挑戦したい作品は以下の3つです。
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『錦繍』
わけあって離婚した二人が、偶然の再開を果たします。
そこから手紙のやりとりが始まり、秘められた心のうちが明らかになっていきます。
とても美しい文章で綴られています。
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『ゲゲゲの女房』
ドラマにもなりましたが、私は断然こちらのエッセイが好きです。
著者が水木しげると出会い、共に人生を歩いた記録です。
色々な夫婦の在り方があるのだなと感じ入りました。
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『妻に捧げた1778話』
ある芸人さんが「15年ぶりに泣いた」と紹介されていた小説です。
病気が分かり余命いくばくかの奥さんに、著者が語って聞かせた話だったかな。
私は未読です。
読みたくて図書館で予約していますが、なかなか順番がまんってきません。
今週のお題「母の日」