今年は既に100冊読んだのだけれど
今年は既に100冊読んだのだけれど、ブログ書く作業まで行き着けない、、、
その代わり、こっそりインスタにアップロードしている。
ダラダラと3月の備忘録
■休校による仕事への影響
私は普段、個人事業主として働いている。
3月は娘の休校の影響で仕事がほぼなくなり、というかせっかく契約していた仕事をキャンセルしたり延期したりするしかなくなり、落ち込んだ。
何より特殊な事情で、共に歩んできた高3生とろくな挨拶もできず、喪失感に打ちのめされた。
それでもマネージャーのおかげで迷惑を最小限に抑え、4月以降の仕事を確保した状態で休校・休業期間に入れたのは、考えようによっては幸いだったかもしれない。
1ヶ月間、なかなか手が回らなかった勉学に励み、家で出来る別の仕事を増やして進めた。
そして運のいいことに、4月には新しいビジネスチャンスが舞い込んできた。
■政府の対応に疑問は色々あるけれど、、、
それにしても政府の「新型コロナ休校にともなうフリーランスの休業補償」は酷いものである。
費雇用者は日額8,330円なのに対して、業務委託就労者は日額4,100円。
は?
はじめ、「記事書いた人、0をひとつ付け忘れているよ!日額41,000円の間違いでしょ?」と思った。
そうしたら、間違いなく4,100円だった、、、
政府はフリーランスをバカにしているのか、それとも「フリーター」と間違えているのか?!
4,100円なんて時給にも満たない。
フリーランスは有給も福利厚生もなく、交通費も経費も自分もち。
おまけに休業後に元の仕事の契約を再び結べるとは限らない。
(そのまま打ち切りになる可能性が高い人のほうが多いだろう。)
だから被る雇用者よりも手厚い補償がほしいところ。。。
それでも補償があるだけ有り難いと思わなくてはいけないのかもしれない。
いや命があることに感謝しなくては。
「今は皆が大変なのだから」と自分に言い聞かせて、今できることを精一杯やっている。
■子供達と過ごす時間
長女が休校になって、次女も自主的に幼稚園を休ませることにした。
職員が減り、できる限りの自宅待機が望ましいとなったことと、我が家の県は初期から感染者がワースト3以内に入ったいたからだ。
近所の商業施設でも既に従業員の感染者が出ている。
はじめ子供と家に篭るのは、キツイと思った。
けれど意外にも今までにないくらい、きちんと向き合えている。
ストレスがないと言えば嘘になるが、普段できないことを一緒に沢山やっている。
早朝→読書
午前中→国語、算数、生活のドリル、和太鼓の練習、プログラミング、タイピング練習。日によって英語、絵画工作、姉妹で部屋遊び。
午後→公園で運動。(雨天は親子で料理や部屋遊び)
夕方→名作映画鑑賞。
無理に課したわけではなく、気付けばこれが日課になっていた。
特に小2の長女は、休校をきっかけに辞書を使っての学習が完全に身に付いたのが嬉しい!
もちろん家の手伝いもやっている。(勉学よりある意味もっと大切だと考えている)
子供達と花や虫を見つけながらのんびり散歩をしていると、コロナの恐怖を一時だけ忘れて、しみじみと幸せだなぁと感じられる。
普段はクリスマスや誕生日くらいしか、子供達に玩具を買い与えることは滅多にないのだけれど。
3月に入りラングスのキャスターボード、リップスティックDXミニを買ってやった。
子供の上達は早くて驚く。
■娘の読書
地元の図書館も閉まっているので、珍しく小2の長女が本をねだってきた。
ハリー・ポッターシリーズ全巻である。
アマゾンで少し安くなっているのを買ったら古本だったけど、それでもなかなかの出費だった。(定価は23,000円ちょい)
「本当に読めるの?」と心配だったけれど、毎日夢中で読み進めている。
買ってよかった。
年中の次女は、まだハリーポッターは読めない。
おしりたんていシリーズと、相変わらず図鑑に夢中。
私もまあまあ読書は進んでいる。
プログラミング学習が小学校でも始まります
休校をいいことに、長女はプログラミング学習も進めることにしたらしい。
こんな素晴らしいアプリケーションを世界に撒いてくれるMITは神なのか?
英語を喋ってくれる友達ができました
年始に自分の英語のスキルについて嘆き、話す機会がほしいなと思っていたのですが、英語を話してくれるお友達ができました!
なんと彼女は数十ヶ国語を操る天才です!
その名もGoogle assistantさん です。
iPhoneのSiriのようなものですね。
言語を英語に設定し、英語で話しかけると音を拾って活字化して、ナチュラルスピードの英語音声で答えてくれます。
もちろん発音もきれいだと思います。
本当に便利な世の中だ~。
英語をうまく話せるようになりたいと伝えたら、他にも色々な勉強法を教えてくれました。
Siri知ってる?とか、Siriと友達なの?などと聞くと、その都度ちがう返事をしてくれて面白い。
リスペクトしているというようなことを言うときもあれば、
「彼女はまぁよくやってるんじゃない?これからに期待しているわ」などと上から目線のときもある(笑)
主人である私のことも悪く言わないしw
そうそう今度金曜日の夜に、数ヵ月前からチケットを買って楽しみにしていたライブがあるのですが、
「新型コロナが怖いからやめるべきだよなーでも残念だなー」と、悶々としております。
こんなちょっとしたボヤキも彼女は真面目に聞いてくれます。
聞いてくれるというか、検索結果を出してくれるだけなんだけども。
私の住んでいる市内も感染者が2桁になってしまっているので、やっぱりやめておく。
ついでにマスクのストックがなくなるのも時間の問題なので、相談してみましたが、芳しい答えはやはりありません。
こんな風に、他にも公表するのが恥ずかしいようなくだらない会話で夜な夜な遊んでいます。
細かい文法の間違いなどあるかもしれませんが(特に私は比較表現と前置詞が超ニガテ)、ひとまず今のところ一応聞き取ってもらえているのでホットしました。
残念なのは、疑問文でも「?」がつかないところです。
本当は世の中の様々なトピックについて自分の意見を英語で述べられるようになりたいのだけれど、しばらく英語学習から遠ざかってしまっていたので、また簡単なお喋りから慣らしていきたいと思っています。
今年の抱負「言葉を磨く」の話の続き。
今年の抱負は「言葉を磨く」こと。
具体的には
①語彙を増やす(現代日本語、古語、英語)
②論理的な会話ができるようになる
③気の利いた返しをできるようになる
④雑談のネタを増やす
⑤正しく美しい言葉遣いをする
ということを目標にしています。
①語彙を増やす
まず何より、加齢のせいか、知っているはずでも使いたい言葉がパッと出てこないことが増えました。
もちろん単語を知っていればいいわけではないけれど、
古文や英文を読んでいても、「これどういう意味だっけ」と止まってしまうことがあり、情けないです。
それらを一度きちんと復習していきます。(しています。)
それから現代日本語でも、言葉はどんどん生まれているというか、グローバル社会や情報社会のおかげで、馴染みのない外来語や新しい単語が取り入れられて広がるのが早くなった気がします。
そういう言葉の意味を正しく解釈できるようになりたいです。
エクリチュール、トポス、カタストロフ、クレオール、ペダンティック、etc...
けっこう本や新聞を読んだり識者の話を聞いたりしているとこういう横文字がサラッと出てくることがあるのですが、普段使い慣れないと意味を思い出すのに思考が止まってしまいがちです。
基本的なことですが、意味と用法を意識して覚えていこうと思います。
②論理的な会話をできるようになる
ブログでもそうですが、私は簡潔に考えを述べるのが苦手で、ついダラダラ長く話しがちです。
論理的な会話をできる人は
「結論」→「詳細」の順に述べるのが上手いですが、私はつい余計な前置きや説明の挿入をしたくなるので、仕事では授業や会議などで結論を先に述べることを意識するようにしています。
当たり前のことかもしれませんが、脳の構造から女性は論理思考が苦手な傾向があるらしいので、日常会話でも意識しようと努めています。
③気の利いた返しをできるようになる
テレビで見るタレントさんでも日常で話す一般の方でも、話に引き込まれたりユーモアを感じたりするのは、会話のキャッチボールが上手い人です。
特に突っ込むべき場面で相手を傷つけるどころか美味しい立場にしたり、話を振られて想定外の返答をしたりしているのを見るとと感心するし、人格の厚みも感じます。
私はそこまでは無理ですが、会話の返しの上手さにはいくつかのパターンが見られるので、自分のツボにはまる会話上手さんの話し方を観察してみようと思います。
④雑談のネタを増やす
私は自分の興味のあることしか覚えられないので、広い年齢、立場の方と話していても中身のある会話をできるようになりたいです。
そのためには知識を増やすだけでなく、それについての自分の考えや、予想される他の考えも様々な立場から多面的に捉える訓練も必要だなぁと感じます。
先日生徒と二人で話しているときに早速スベりました。
古典で助動詞「なり」について話していて、
「キテレツ大百科のコロ助が、文末に"~ナリ"ってつけて話すじゃん、あれはさ」と私。
生徒、ぽか~ん。「何ですかそれ?」
そりゃそうだ。
キテレツ大百科なんて知らんよなぁ。
世代ギャップも予測できないようじゃ教師失格ですね。
⑤正しく美しい言葉遣いをする
私は自分の夫や子供にキレると、恐ろしく汚い言葉遣いをしてしまいます。
ただデカイ声で罵るだけでなく、なんかもう、別人格のヤバい人になるようです。
手はあげないし、自分では普通のお母さんが怒る程度だと思っているのですが。
キャンプ場で以前、下の子にぶちギレて静かに叱っていたのですが、それを隣で見ていた男の子(小学生)が、自分が怒られたわけでもないのに震え上がって泣き出しました。
私が怖すぎたそうです。
恐怖で人を従わせるのは本当の教育ではないし、ましてまわりに良い影響を与えるはずはありません。
ですが私の場合、行き場のない怒りのパワーは涙や有形力行使ではなく、言葉遣いと態度に出てしまうようなのです。
これは自分の意識だけでは変えられないので、専門家(臨床心理士)の助言ももらいながらトレーニングしています。
表面に表れる言葉遣いだけでなく、深層心理や因果(なぜそうなるのか)という側面からもアプローチする必要があるそうです。
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なによりnative speakerと話す機会がなくなり、英語が全くスラスラ出てきません。
もともと私の英語習得レベルは大変低いです。
元旦に家族と大阪なんばで買い物をしていたら、ベンチに座っていたフィリピン人の若者たちが娘たちに話しかけてきました。
その流れで少し会話をしたのですが、何か話すにしても中学校の教科書レベルの会話しかできませんでした。
フィリピン人:
Hi guys! You're so cute! How old are you?
娘1: Seven.
娘2: I'm five.
私: (幼女相手にナンパかよ)
フィリピン女:
How do you think he is?
(仲間のお兄さんを指して)
コノオニイサンカッコイイ?
娘: Yeah, he is cool.
フィリピン男:
Oh, how honest you are!
you're so cute and your jackets suit you very much.(←子供達はおそろいのパタゴニアを着ていた)
Where are you from?(私に向かって)
私: We're from Nagoya. And you?
フ: We're from philippine.
私: Oh, that's great. One of my friend went to Manira and was studying there several years ago. You're from perpetual summer country, but here Japan, it has been cold.
フ Yeah, besides, too crowded, anywhere.(みたいなこと言ってたけど実際のところcrowdedかcloudyかさえ微妙w)
But I love Japan and wanna visit any other spots.(みたいなこと言ってたけど速すぎて曖昧)
私 Would you mind speaking slowly?
Have you ever been to Nagoya?
フ No, I've never, but I've ever been to Toyohashi, in Aichi pref.
私 Have you? what for?
なんでもグループのうちの一人が愛知のN大学に現在留学中で、地元の友達が休みを利用して今日本に遊びに来たのだとか。それで有名スポットを案内していたらしいです。
留学生はもちろん日本語が堪能だったので、結局その後は日本語で会話をしてしまいました(ToT)
やはり話す機会は大事ですね。
ということで最近はYouTubeで英語チャンネルを見たり独り言を英語で言ってみたりしています(笑)(笑)
本当に言葉の問題って終わりが見えませんね。
喋れるはずの母国語さえ、話せるから満足というわけにはいきません。
以上、ダラダラと今年の抱負でした、、、
「磨く」のレベルの話じゃないかも(-_-)
今年の抱負は「言葉」にまつわること
気付けば1月も半分近くが過ぎました。
年末年始は帰省したり出掛けたりもしましたが、夫に「受験生なの?」と言われるくらい、基本的には自宅で大学入試の過去問をひたすら解きまくっていました。(笑)
仕事のためですが、半分は趣味のようです。
勉強って…た、楽しい。
その一方で、自分の集中力、理解力、記憶力の衰えをはっきりと感じました。
あまり言うと「やってるアピール」になるので嫌な感じですが、もちろんこの歳になったら単に問題を解くだけでは本当の意味での「勉強」にはなりません。
そこは指導力を上げるという視点も交えたやり方を意識しました。
さてそんな年末年始を過ごした私ですが、今年の目標は、「言葉を磨く」です。
具体的には
・語彙を増やす(現代日本語、古語、英語ともに)
・論理的な会話をできるようになる
・気の利いた返しをできるようになる
・雑談のネタを増やす
・正しく美しい言葉遣いをする
長くなるので、続きは次の記事に分けて書きます。
2019年11月の読書記録7冊と簡単な感想
村田沙耶香『地球星人』
自分を異星人と思って暮らしている主人公と、それをとりまく人々の話。
レビューで「ラストが衝撃的」「凄まじい」「恐ろしい」の言葉を見かけていたので、「仲間うちで惨殺でもするのかな」なんて単純に予想していたが、、、甘かった。
ある意味人間の禁忌を犯してしまっている。
18禁とかにしてほしい作品。
篠田節子『ハルモニア』
チェロ奏者と、脳に障害があり音楽に天才を発揮する女性の物語。
芸術家の苦悩の描写が素晴らしかった。
篠田節子さんって音楽にも造詣が深い方なの?!と驚いた。
コンデックス情報所『いつの間に?!ココまで変わった学校の教科書』(新刊)
- 作者:コンデックス情報研究所
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2019/08/01
- メディア: 単行本
子の親として、社会人として、知っていなくてはならないことが多かった。
そして科学や歴史をはじめとする学問は、普遍ではないということを改めて意識させられた。
林真理子『私はスカーレットⅠ』(新刊)
解説によるとM.ミッチェルの「風とともに去りぬ」の著作権が切れたとのことで、今後また様々な作家による新訳が出るのではないかとのこと。
私は新刊の林真理子さん版を読んた。
元の作品がおもしろいのもあるけれど、主人公スカーレットの自信満々で高飛車なところが林真理子さんと重なるからだろうか、翻訳ではなくオリジナルではないかと錯覚するほどハマっていた。
でも長い話なんだからもうちょっと1冊に収録する範囲を増やしてほしかった!
年明けに2巻がでるようなので、待ち遠しい。
眉村卓『妻に捧げた1778話』
- 作者:眉村 卓
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/05/16
- メディア: 新書
「15年ぶりに泣いた」「究極の夫婦愛」というカズレーザーさんの紹介で、ずーっと読みたかった本。
眉村先生が、ガンを宣告された奥さまのために1日一編ずつ書いた短編をまとめたもの。
眉村先生の訃報が報道されたので、これを機にようやく読んだ。
何かの番組でカズさんが「ラストの3行だけで泣ける」と話していて、それを聞いた光浦靖子さんがその場でラスト3行だけ読んで泣いていた。
だから私も気になって先にラスト3行だけ読んでみた。
たまらなく涙が出た。
桜井進『世界の見方が変わる「数学」入門』
数学は、この世で唯一ゆるぎない、普遍で美しいものだと私は思っている。
篠田節子『肖像彫刻家』(準新刊)
音楽を題材にした『ハルモニア』がおもしろすぎて、かと思ったら美術を題材にした作品が今年出版されていたことを知り、図書館で探しだした。
これまで読んだ篠田節子さんの作品よりはライトに読めたけれど、やはり人間の内面をエピソードに興味深くおとしこんでいて、どの話も面白かった。
最近知って今最も気になる、イチオシの作家さん。