とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

謹賀新年2018

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

年末年始で図書館の上限10冊ギリギリまで借りてきましたが、案の定、三が日までに全て読みきれるはずもなく、あと4冊ほど残っています。

三が日を過ぎて今年初めての記事、一応自分としては読書ブログというテーマで書いているつもりなので、何を書こうか迷いました。

●昨年読んだなかで印象に残っている本トップ3
●今年絶対に読みたい本
備忘録も兼ね、この2つについて書いておこうと思います。



2017年に読んで印象に残っている本

"面白かった本"といえばいくらでもあるのですが、自分が生きていくうえで、考え方の根底に影響を与えたという意味で、印象的で興味深かった本としては以下の3冊が挙がります。

第①位 サン・テグジュペリ『人間の大地』

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

人間の大地 (光文社古典新訳文庫)

星の王子さま』の作者のエッセイの新訳です。
もう何度も読んだので"再読"の位置付けですが、自分のアイデンティティが揺らぐとき、足元を支えてくれます。
昨年も幾度か心を支えてもらいました。

読みやすい本とは言えず、簡潔に内容を説明するのも難しいですが、本当に本当に大好きな本なので、いつかご紹介したいです。

人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)

こちらが前訳ですが、私は前者『人間の大地』(光文社)のほうが好きです。


第②位 国分拓『ヤノマミ』

ヤノマミ (新潮文庫)

ヤノマミ (新潮文庫)

地球上に現存する数少ない"未開地域"の原住民を取材したルポルタージュです。
ヒトを含めた生物の進化や、神と人間、生きて死ぬ意味、先進国と途上国の関係など、色々なことを考えさせられました。
これを読んでからは、自分の生きる社会を常に客観視するようになった気がします。


第③位 岡南『天才と発達障害

脳が物事をどうとらえるかで、同じひとつの事象でも人によって見え方が異なる、というのが新鮮な驚きでした。
情報リテラシーという意味ではなく「認知」という意味で、物事を多面的に考えることができるようになり、他人に対して寛大になれた部分があります。

この本は以前にも記事にしたので貼っておきます。
booksformams.hatenablog.com


2018年に必ず読みたい本

書評を読んだり知人に薦めてもらったり、既読本の参考・引用資料で知ったりしたものが多いです。
読書メーター」アプリにはもっと沢山「読みたい本リスト」に登録してあるのですが、ここでは最低限のものだけを。

これからまだまだ読みたい本は増えるだろうし、今年はどんな新刊が出るかも楽しみだし、読みたい本を挙げることは大袈裟でなく生きる希望にもなります。

データだけ貼っておきます。

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)

鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

カフカはなぜ自殺しなかったのか?: 弱いからこそわかること

カフカはなぜ自殺しなかったのか?: 弱いからこそわかること

デミアン (新潮文庫)

デミアン (新潮文庫)

なぜ同胞を殺したのか―ポル・ポト 堕ちたユートピアの夢

なぜ同胞を殺したのか―ポル・ポト 堕ちたユートピアの夢

仕事儲け人儲け―人間吉田忠雄語録

仕事儲け人儲け―人間吉田忠雄語録

贈与論 (ちくま学芸文庫)

贈与論 (ちくま学芸文庫)

ツバキ文具店

ツバキ文具店

ポル・ポト伝

ポル・ポト伝

専業主婦は2億円損をする【期間限定 無料お試し版】

専業主婦は2億円損をする【期間限定 無料お試し版】

良心をもたない人たち (草思社文庫)

良心をもたない人たち (草思社文庫)

〆切本

〆切本

「お金」で読み解く世界史 (SB新書)

「お金」で読み解く世界史 (SB新書)

800番への旅 (岩波少年文庫)

800番への旅 (岩波少年文庫)

「名画」で読む!世界史 (知的生きかた文庫)

「名画」で読む!世界史 (知的生きかた文庫)

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする



2018年 ブログに関するささやかな抱負

それから、「子育て主婦の読書時間のつくり方」についてよく聞かれます。
そのため今年のブログの抱負としては、時間の作り方をはじめ読書雑感を自分の言葉でまとめておけたらいいな…と漠然と思っております。

昨年の夏にふと思いつき始めたブログですが、毎日一定数以上のご訪問があり、お恥ずかしながらもありがたいです。
備忘録も兼ねて独り言のように綴った拙い記事ばかりですが、もし読んでくださる方がいらっしゃれば、今年もどうぞよろしくお願い致します。