とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

2019年6月の読書記録9冊

7月が終わろうとしていますが、その前に6月の読書記録がまだだったため、自身の覚え書き程度に残しておこうと思います。






養老孟司バカの壁

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

10年以来の再読。
平成時代の売り上げ部数ベスト1位になっていたので、懐かしくて久々に読んでみた。


唯川恵『彼女の嫌いな彼女』

彼女の嫌いな彼女 (幻冬舎文庫)

彼女の嫌いな彼女 (幻冬舎文庫)

本棚の中から出てきた。
イケメンエリートをめぐってOL達が駆け引きしていく描写があり、20~30代向け女性ファッション誌の連載とかになってそうな話だった。


アガサ・クリスティ『終りなき夜に生れつく』

終りなき夜に生れつく(クリスティー文庫)

終りなき夜に生れつく(クリスティー文庫)

アガサ・クリスティは元々好きなので、また未読の作品を読もうかなと思えた。


シェイクスピアヴェニスの商人

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

シェイクスピアは一通り読んだけれど、いつもタイトルとあらすじが記憶の中で一致しない。
でもやっぱりどれも面白い。


高野和明『K・Nの悲劇』

K・Nの悲劇 (講談社文庫)

K・Nの悲劇 (講談社文庫)

これはジャンル分けするなら「ホラーサスペンス」とでも呼ぶべきか??
めちゃくちゃ怖くて鳥肌立った。
けど、めちゃくちゃ面白かった!!!
久々にページをめくる手が止まらなかった!!!


竹山道雄ビルマの竪琴

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

再読。


辻仁成『太陽待ち』

太陽待ち (文春文庫)

太陽待ち (文春文庫)

賛否両論ありそうな独特な題材だったけれど、私はかなり好きな世界観だった。
よくこんな題材を思い付くなと感心した。


令丈ヒロ子『今昔物語』

ティーン向けの児童書で読んだから、分かりやすくて面白かった。
でもさすがにストーリーの面白さに重きが置かれている感じがして、原文の訳や良さは生かされていない。


村山由佳ほか女流作家アンソロジー
『女ともだち』

女ともだち (文春文庫)

女ともだち (文春文庫)

だいぶ前に編纂されたようだけど、それなりに読み応えがあった。
女性が読めば、好きだと思える作品が必ず何編かあると思う。

久しぶりの更新~5月の読書と日常の記録

5月の終わりから心身の調子が芳しくなかったのですが(また言ってる)、ようやく戻ってきました。
スマホやパソコン画面やテレビで気持ち悪くなるので他の方のブログも読めたり読めなかったりでしたが、少しずつ慣れてきました。
先日は久しぶりに映画館にも行き、途中で瞑想なんかもしながら乗り切りましたw



食欲だけは変わらず旺盛です(^_^;)


GWさんざん遊んだのに、休みの度にどこか連れていけとせかされ続けた6月(-_-)

f:id:booksformams:20190718113935p:plain
仕事でお世話になることがある地元の旧帝大で学園祭をやっていたので、子供たちの希望もあって遊びにいきました。
普通でした。(笑)


f:id:booksformams:20190718114104j:plain
遊ぶだけ遊んで爆睡。

f:id:booksformams:20190718114315p:plain
あまり立派な船じゃなかったけど屋形船で川遊び。
船についているモチーフで地元がどこだか特定されてしまうので、ぼかし入り。

他にも出掛けているのに、私はあまり写真を撮らない親です。



5月の読書記録(公表できるもの6冊)

①②辻村深月『名前探しの放課後』上・下

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)

名前探しの放課後(下) (講談社文庫)


③ボーク重子『世界基準の子どもの教養』(新刊)

世界基準の子どもの教養

世界基準の子どもの教養


④~⑥小山宙哉宇宙兄弟』23・24・25巻(コミック)

宇宙兄弟(25) (モーニング KC)

宇宙兄弟(25) (モーニング KC)

金曜日の夜 with アーヴィング

そういえば少し(?)前に「プレミアムフライデー」なんてあったけど、すぐに聞かなくなったなぁ。

うちの夫は職場で、いまだに「プレミアムフライデーだ!」と金曜日は社員たちを順に16時には帰らせているらしい(笑)
それが好評なんだとか。

そして有給もきちんと消化させていて、有給と公休を組み合わせて隔月くらいで5連休をとって旅行に行く社員とかもいるらしい。

それでいて業績はエリア内トップらしいので、やはり日本人の超過勤務や残業ありきの働き方は、非効率だということがわかる。
プライベートな時間が充実している方が、仕事にも良い影響が出るのでしょうかね。

日本で最初に週休二日を取り入れたあの企業も、休みを増やしてから会社の業績が伸びて、いまでも大手として優良だもんなぁ。


f:id:booksformams:20190524183235j:plain

そんなことを考えながら、今夜は1人で焼き肉です。

給料日(27日)の前なのでプチ贅沢をしようと家族で外食になったのですが、食べたい物の意見が分かれたので、「せっかくだから1人で飲んでおいで(^^)」と夫からお小遣いとおひとりさま時間をもらいました(笑)

自宅から徒歩3分の近所に人気の焼肉屋があるのですが、炭火焼きじゃないけど肉が新鮮でおいしい。


来週は手術なので、束の間の休息をくれたのでしょうか。

慢性的な貧血なのでレバー盛りと、明日は運動会なのでスタミナをつけるために石焼ビビンバをジュージューやっています。

アーヴィングと共に。

f:id:booksformams:20190524202349j:plain

この本、おもしろいのになかなか読み終わらない。
レビューでも皆「なかなか先に進まなかった」と書かれている。

何故だろう。




ゆずハイボールがおいしい。

母の日に夫からの贈り物

2日前、1人で子供を動物園へ連れて行きヘトヘトになって帰宅すると、自宅のポストに見慣れない郵便物が入っていました。
見ると私宛の電報。

上品な封書だったので「祝電なんてもらうようなことないのに、何かの間違いかな?」と訝りながら開封しました。

するとカーネーションの表紙が現れ、それを開くと母の日のメッセージが!



差出人は、まさかの夫でした。


f:id:booksformams:20190514105343j:plain


記念日に一輪の花さえ買ってきたこともないような夫から、彼らしい不器用な言葉で感謝のメッセージが添えられていました。

後から聞いたところ、私は彼にとっては「妻」だけれど、子供達の「母親」として向けた言葉なのだそうです。

「口には出さないけど、普段こんなふうに思ってくれていたのか」と、とても感動して涙ぐんでしまいました。
横から覗く子供にも読んで聞かせたら、涙をボロボロこぼして泣いていました(笑)


母親業に疲れたら、繙いて見返そうと思います。



f:id:booksformams:20190514105244j:plain
夫が買ってきた近所の名店の母の日ケーキ。
私、こんなに可愛くない(笑)



気付いたら私も、すっかり「母親」になっていました。

その前に一人の人間であり、女性であることを忘れないようにしなくてはと改めて思います。

そして夫に対しても、これからも「子供の父親」「共同生活の要員」ではなく「最強にして最愛のパートナー」として尊重していけたらと思います。


楽しいですね~。
好きな男性が「夫」をやったり「社会人」を演じたり、「少年」にもどったり「息子」であったり、「父親」になったり、色々な姿を見られるのは。

元々はお兄さんだったのが、最近ではおじさんへと変貌を遂げてきました。(お互い様)
これからどんなお爺ちゃんになっていくのかも、楽しみです。



そんなことを考えていたら、夫婦愛が描かれた小説でも久しぶりに読もうかなと思いました。

数あるなかで私の好きな作品と、これから挑戦したい作品は以下の3つです。


錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

錦繍
わけあって離婚した二人が、偶然の再開を果たします。
そこから手紙のやりとりが始まり、秘められた心のうちが明らかになっていきます。

とても美しい文章で綴られています。



ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房
ドラマにもなりましたが、私は断然こちらのエッセイが好きです。
著者が水木しげると出会い、共に人生を歩いた記録です。

色々な夫婦の在り方があるのだなと感じ入りました。



妻に捧げた1778話 (新潮新書)

妻に捧げた1778話 (新潮新書)

『妻に捧げた1778話』
ある芸人さんが「15年ぶりに泣いた」と紹介されていた小説です。
病気が分かり余命いくばくかの奥さんに、著者が語って聞かせた話だったかな。

私は未読です。
読みたくて図書館で予約していますが、なかなか順番がまんってきません。






今週のお題「母の日」

GW & 2019年4月の読書9冊

気付けば5月も1/3が過ぎようとしています。

GWには一家で夫の実家(新幹線で行く距離)に帰省し、平成最後の日も、令和最初の日も、義実家の家族や夫の旧友と飲んだくれていました。

普段あまりお酒は飲まない私ですが、夫の実家に行くと安心して酔っ払って、宴会の席で潰れて寝ることができます(笑)←なんて嫁だ

嫁いだ身としては珍しく、私は夫の実家が結構好きな人間です。
義弟達や義妹達やその子供達(甥姪)も合わせると大人数なのですが、皆パリピで楽しいです。

私も含めてタイプの違う嫁同士の仲が良く、女達が結託しているので、男性陣より強いのがいいのかも(笑)

f:id:booksformams:20190510205742j:plain


あとは、旅行にテーマパークや野外レジャー、子供達の習い事でGWはあっという間に過ぎました。

f:id:booksformams:20190510205802p:plain

f:id:booksformams:20190510205828p:plain

f:id:booksformams:20190510210006j:plain

f:id:booksformams:20190510232028j:plain




さて4月に読んだ本の覚え書きをしておきます。
公表できるもののみ9冊です。


①宮下奈都『静かな雨』

静かな雨

静かな雨


赤木かん子(編)『SFシリーズ 時空の旅』

時空の旅 (SFセレクション 1)

時空の旅 (SFセレクション 1)

SF短編のアンソロジー


筒井康隆残像に口紅を

残像に口紅を (中公文庫)

残像に口紅を (中公文庫)


手塚治虫ブラックジャック1』

手塚治虫ブラックジャック2』

(コミック)

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャック (1) (少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャック (2) (少年チャンピオン・コミックス)

ブラック・ジャック (2) (少年チャンピオン・コミックス)


手塚治虫『SFファンシーフリー』


手塚治虫『黄金のトランク』

黄金のトランク

黄金のトランク


有川浩旅猫リポート

旅猫リポート (講談社文庫)

旅猫リポート (講談社文庫)


フィッツジェラルドグレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)



令和元年。


f:id:booksformams:20190510220434j:plain
夫と。

インフルエンザと闘っていました

今月ジワジワとB型がきているみたいでしたが、なぜか我が家の子供達が先週、順番にA型にかかりました(-_-)
4月に入り新しいクラスがスタートした矢先に、長女のクラスでは複数人インフルエンザの欠席が出て、学級閉鎖になるかドキドキしていましたが、なんとかセーフ。

私たち夫婦も感染せずに済んだのですが、看病したり、仕事が休めない日には病児保育に走ったりと、格闘ですね。

グローバル化で海外との往き来が増え、これまでとは異なるウィルスの拡散経路ができているのではないかとニュースで言っていました。
もはやパンデミックはSFの中だけの話ではありません。



そして別件ですが、私は来月後半に手術をすることになりました。

本当は3泊4日の入院を勧められたのですが、どうしても無理なので、日帰りでお願いしました。
頼み倒して叶うわけですし、もちろんそんなに大きな手術ではありません。
ですが痛みにめちゃくちゃ弱いので、ビビっています。
(もちろん麻酔しますが切れたあとが怖い)

翌日からいつも通り仕事をしながら、抜糸と経過観察に通います。
無理して余計に悪くなったらモトもコもないのにね。
自分でも自分を責めています。

かくいう我が家も6月に国外へ旅行の予定でいたのですが、さすがにこちらは夫から延期の提案があり、流れてしまいました。
(そりゃそうだ)

そんなこんなで思い通りにならないことが色々ありますが、命があるだけでも感謝せねば。
まずはGW、こちらは国内ですが旅の予定があるので頑張ります!

新元号について、僭越ながら一国民として思うこと。

元号は「令和」に決定。
おめでとうございます。

とても幸先のよい素晴らしい元号に決まり、国民の一人として嬉しく思います(^-^)
「れいわ」、何より音がきれいです。
そして出典と意味を聞いて感動してしまいました。

よい御世になりますように。
よい時代にしていきたいです。

それにしても「令」がくるとは全く予想もしていませんでした~!


f:id:booksformams:20190401212032j:plain

インスタグラム@首相官邸アカウントより
https://www.instagram.com/p/BvtBt53AyMx/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=6s2n354anw97


1 「令」

「令」と聞いてまず私の頭に思い浮かんだのは、「命令」でもなく「号令」でもなく、「令夫人」という言葉でした。
あぁ、高貴なそっちの意味なのね、と。(でもちょっと違ったみたい・笑)


実をいうと私は学生時代に、ある縁故で3~4回ほど、政界の要人や文化人の集まるレセプションの接待(ご案内係の一番シタッパ)をさせてもらったことがあります。

その際にゲストの胸にコサージュをお付けするいう任務がありました。
例えば国会議員にはこの色、地方議員にはこの色、企業代表にはこの色、、、などゲストの肩書きによってコサージュの色が決まっていたのですが、「令夫人」用のコサージュというものも用意されていたわけです。
それが特別な美しいデザインでした。

気品あふれる要人の令夫人のお目にかかり、20代の庶民だった私は、なんと華やかな方々だろう!と、手の届かないものへの憧れの眼差しでいました。
そして同輩たちと、「自分も将来、令夫人なんて呼ばれるようになったらどうしよ~♥️」なんてキャピキャピしていたのです(^^;
(現実は案の定フツーの主婦になりました笑)

「令夫人」「ご令息」「ご令嬢」など、「令」が私の中で「高貴」なイメージに結び付いたのはまさにこの学生のときでした。



ですが他にもこの「令」には、多くの良い意味があるのですね。
首相談話で引用の意味を聞きながら、「ああそうか、カシンレイゲツの『レイ』がこの文字だったかも」と、ボンヤリ思い出していました(^^;
非学浅才です(^^;

他に私の好きな字に「怜」「玲」「澪」「鈴」があるので、やはりとても美しい音と尊い意味のイメージがあります。




2 「万葉集

万葉集』は、私も古典の和歌集の中で一番好きなのですが。
これまでの元号は中国古典から引用されていたと聞いていたので、万葉集からと聞いたときには、正直「意外!!」と思いました。

「国書にするにしても、せめて勅撰和歌集とかじゃないの?!」
「俗まではいかなくても大衆的すぎるのでは?」と。
(どうしても、素人には勅撰集のほうが高尚なイメージがある。)

、、、ですが、総理談話を聞いて心から納得しました(^^)

そうか、そうだった。
身分をこえて全ての国民で文化を作り上げるのだ、と。


そして引用文の素晴らしさを聞いて、一言一句に感動です。


初春の令月にして 気淑く風和ぎ
梅は鏡前の粉を拓き 蘭は珮後の香を薫す


この序文には、実は私と娘の名前の文字も含まれています(^^)
(harunaの春と、娘はまた別の文字)


それから「梅」の文言にも強く心をひかれました。

歴史学者本郷和人さんが、「桜じゃなくて梅なんですね」みたいな意味のことをおっしゃっていましたが、

いやいや、そこはもちろん、桜じゃなくて梅でしょう!!


桜ももちろん美しいし、大好きです。
ですが、本当に縁起のいい花といえば梅なんですよね~!!

「散る」と結び付く桜よりも、まだ寒い時期から濃い色の花を咲かせる梅の花は、昔から強くめでたい花として日本では愛されてきたのは周知のことです。
「松竹梅」と言われるように、季節を問わずめでたいものの代表格として親しまれていますよね。

私は着物をたまに着るのですが、桜柄の着物はやはり季節感を気にする場合が多い一方で、梅は通年気にせず着られる柄として選ばれています。
(※諸説、地域によって違いあり。)

あとは「梅花(バイカ)」が「倍化」に通じ、嬉しいことが倍になるとも聞いたことがあります。


あ、とは言っても桜を批判しているわけでは決してありません。
私の桜熱も、それなりに熱いと自負しています。

昨年書いた桜のウンチク↓
booksformams.hatenablog.com



3 お祝いムード

元号が発表されて間もなく、「令和」にちなんだ商品がさっそく発売されていましたね。

「なんでも金儲けに結びつける」なんて批判的な声もあったようですが、個人的には良いことだと思います。

平成を迎えたときには私は子供だったのでよく分かりませんでしたが、天皇崩御されたばかりで、こんなに浮かれたり騒いだりする雰囲気ではなかったのではないかと思います。

今回は生前退位なので、新しい時代を迎えることを前向きにとらえ、素直に喜べるムードだというのは、やはり喜ばしいことです。

そして需要があるわけですから
こういう流れに乗って、いろいろ活気づけばいいですね。
私も何か商売をしていたら、新元号にあやかって一発当ててやろうとか考えたかもしれません。



4 終わりに

脈略なく、思うことをツラツラと書き連ねてしまいました。
あと読書についてブログを書いている立場として、一つだけどうしても書いておきたい。

実は前々から思っていたのですが、有識者懇に林真理子氏を見つけて「なぜ?!」と思ったのは私だけではないはず、、、(笑)(笑)
いやいや林真理子さんの著書はかなりの冊数を読破したので、私は決してアンチではありませんよ!


山中先生はさすがです!♥️




まぁ、何はともあれ素敵な元号を聞けたおかげで今日はウキウキしていました。





新しい令和が、素晴らしい時代となりますように。