とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

7/16号のPRESIDENTがとてもよかった

森博嗣先生のWシリーズに気をとられてすっかり忘れていましたが、7/16号のPRESIDENTがとてもよかったので記録しておきます。

巻頭特集は『山中教授の自分を変える』、isp細胞の山中教授とユニクロ創業者の柳井正氏の対談です。

私はこれが一番の狙いで買いました。

PRESIDENT (プレジデント) 2018年7/16号(山中教授の自分を変える)

PRESIDENT (プレジデント) 2018年7/16号(山中教授の自分を変える)

内容は自己変革をテーマに語っているんですが、やっぱり山中教授が語ると重みを増すし心に響きます。

・すごい研究成果は、じゃんけんで10連勝するような運によるものだ
・壁を取り払い互いが見える「オープンラボ」の採用
・予想と異なる結果が出たら、失敗だと嘆くのではなく「面白いことが起きているのではないか」と検証できるかどうか
・ミスショットをしたあとの反応で伸びる子供がそうでないかが分かる
(延びない子は失敗を嘆くだけなのに対し、伸びる子は、、、)
・山中教授から見た村上春樹と彼の作品について

などなど、色々「フムフム」と思いながら読みました。


まぁ要は、私、山中教授が好きなんですよね。
かっこいいです。
ファンとかミーハーな意味ではなく、isp細胞でのノーベル賞受賞前後からニュースや研究のその後を追っていると、研究者らしいストイックな姿勢や謙虚なところに強くひかれます。

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それからもうひとつの特集『脳科学で問題解決!なりたい自分になる法』もおもしろかった。

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著作権の観点からボカシで

仕事に臨むうえでの心身や環境の整え方(調え方)を、脳のシステムという観点から何人かの専門家が解説しています。

・前向きになる、すべてがうまく回り出す「毎日のルーティン」
・ムリは禁物、体力いらず「大人の筋トレの王道」

・集中力、記憶力、認知力も上がる「科学的勉強法」
・生産力6倍アップ「スーパー段取り術」
・"好き"は見た目、"嫌い"は香りで決まる「男前テクニック」


私は素人の興味程度ですが脳の話が好きで、脳ミソの略図みたいなのを見るとウズウズするんですよね。
子育てなんかでも脳の働きを意識することがあります。
(例:ドーパミンセロトニンを使い分けて好き嫌いなく何でも食べる子に育てている、進んで勉強する子になるようにミラーニューロンに訴えるなど。笑)

なので、「これをすると脳のここが働く!」みたいな話は、新たな発見や復習になりました。
きっと有能な方々は脳なんて意識せずとも効率的な仕事ができるのだと思いますが、私のような要領のよくない人間はただ漫然とこなすよりも脳の働きを意識すると仕事の効率化が図れるのかもしれません。


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他にも時計の特集もたのしめました。
時計ブランドの最新の動向なんですが、「ほしい~!」とか「カッコイイ~!」とかではなく、別の意味でよかったと感じます。
持っているブランドの時計もいくつか載っていたのですが、最新のものと家にあるものを比較する視点で読んだので「やっぱり自分にとって時計はトラディショナルなデザインが一番いい」という価値観と好みを再認識し、時を刻む意味などを考えながら浸れました。


他にも小さなコラムや連載など、小記事もわりと関心のあるネタが多かったように思います。

新しく読みたい本も見つかりました。