とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

平山和子『くだもの』

フルーツ好きな子はもちろんのこと、苦手な子にも読んであげたい果物の絵本です。

何よりこの絵本は、果物の描写が素晴らしい。
単に写実的であるばかりでなく、果物の瑞々しさを見事にとらえていて、香りが漂ってくるようです。

くだもの (幼児絵本シリーズ)

くだもの (幼児絵本シリーズ)

何種類かの果物を扱っており、切ったり剥いたりする前から口に入れるまでの果物の姿が描かれているので、果物の外見と 食べるときの形状が子供にも結びつけて分かりやすいと思います。

果物の美味しさに加え、祖母や母に差し出される大好きなおやつやデザートの幸せな時間を思い起こさせてくれました。

食育とは難しいことを実践するのではなく、まずはこんな素材のもつ美味しさを知り 幸せな時間を過ごすことから始まるのかもしれません。