平山和子『くだもの』
フルーツ好きな子はもちろんのこと、苦手な子にも読んであげたい果物の絵本です。
何よりこの絵本は、果物の描写が素晴らしい。
単に写実的であるばかりでなく、果物の瑞々しさを見事にとらえていて、香りが漂ってくるようです。
- 作者: 平山和子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1981/10/20
- メディア: 単行本
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何種類かの果物を扱っており、切ったり剥いたりする前から口に入れるまでの果物の姿が描かれているので、果物の外見と 食べるときの形状が子供にも結びつけて分かりやすいと思います。
果物の美味しさに加え、祖母や母に差し出される大好きなおやつやデザートの幸せな時間を思い起こさせてくれました。
食育とは難しいことを実践するのではなく、まずはこんな素材のもつ美味しさを知り 幸せな時間を過ごすことから始まるのかもしれません。