『お手伝い至上主義でいこう!』
家でお手伝いをしてきた子は、してこなかった子よりも、将来的に様々な面で箔が付くという話に私は大賛成です。
本書では"子供には勉強なんかよりまず[ヒマ、ビンボー※、お手伝い]を与えるべき!それが自立する力・生きる力(そして学力や思いやり)を育てる!"という持論を、根拠と実例(子育てにおける実体験)と共に啓蒙してくれます。
※貧困ではない
教育評論家や先輩母ではなくビジネスコンサルタントの立場からの子育て論は、新鮮な考え方や説得力もあり、かなり大胆な話もあって面白いです。
お手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣
- 作者: 三谷宏治
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2011/03/11
- メディア: 単行本
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指示・答え・勉強・予定・モノ・カネ・夢は、与えすぎると子供をダメにしてしまうのだそう。
非行少年は、いまや放任な親よりも、過保護で何でも与える親のもとで育った子供のほうが多いのだとか…。
今の時代にこんな芯の通った、それでいて柔軟性とユーモアのある親がいて、ここまでやっちゃうんだ~!と、楽しくさえなりました。
色々な話が出ていますが、私は「家族旅行プロジェクトを子供にやらせる」というのをいつか試してみたいです。
章ごとに著者三谷氏の娘さんたちが執筆したというコラムも載っていて、こちらも楽しんで読めます。