『日本・世界のお話101話』
寝る前の読み聞かせ本のご紹介です。
我が家でも毎晩ほぼ欠かさず子供たちに本を読んでいます。
日中に読み聞かせる本や子供が自分で読む本は何でもアリなんですが、寝かしつけの本だけは私がコレ!と決めたものに絞っています。
- 出版社/メーカー: チャイルド本社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: 単行本
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本書は見開き2ページで一つの物語とちょっとした挿し絵が載っていて、一話につき5分程度で読めます。
(たまに1ページに一話というショートストーリーも載っています。)
親である私自身が昔聞いたけれど忘れかけていた民話や、聞いたことさえなかった海外の物語などもあり、毎晩「今夜は何のお話だろう?」と親子共にささやかな楽しみになっています。
我が家ではこの一冊を4ヶ月弱で読み切り、また最初から再読というのを繰り返していて、今2~3周目です。
同じ物語でも読むたびに発見があったり、好きな登場人物や場面が増えたりして、より深く味わえるようになりました。
同じように日本や世界の名作を集めた"寝る前の読み聞かせ本"は各社から様々なものが出版されていますが、365話など沢山の物語が収録されている本と比べて、本書は
・細かい会話や情景描写などを省略せず、物語のディテールからストーリー全体までがきちんと書かれている。
・一定期間で読了できるので、達成感がある。
・物語が厳選されているので一話一話が印象に残りやすい。
などの良さがあると思いました。
ユニークな擬態(擬音)語やリズミカルな音節なども多く出てきて幼児には親しみやすいですし、物語によっては意識的に昔の名詞や言い回しを使ったりしていて、文章表現もより豊かなように感じます。
私は収録されている物語の「数」より「質」を選びました。
けれど「とにかく沢山の物語に触れさせたい!」という方や、「男の子らしい冒険ものに触れさせたい!」という方など、好みはそれぞれだと思います。
親が毎日読んであげるものなので、大人も子供も読んでいて楽しいものを選んで正解だったと私は思っています。