とりあえず思いつく本を挙げておきます

母になっても読書は日課。本の記録と紹介のブログです。(3ヶ月以内に出版されたものを「新刊」、概ね半年以内に出版されたものを「準新刊」としています)

2018-01-01から1年間の記事一覧

今月読んだ本2018年2月

確定申告が終わり、肩の荷が降りました。 申告会場近くの椅子のある大きな書店で新刊4冊ほどをチェックし(笑)、今帰り道です。 が、ちょっと書評の記事が追い付かないので今月読んだ本を記録しておきます。 今月後半はライトな内容のものをのんびり読み進め…

娘たちの手作りドレスとムック本のご紹介

■子供服を作るということ 私は普段、子供たちの服を自分で仕立てています。 長女が1歳の頃から趣味で始めましたが、今ではルーティンワークといいましょうか、家事の一環になっています。 毎日の食事を日々作るように、毎日着る服を日々の中で作っています。…

鳥と恐竜と人間と~『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』

■考古学や恐竜の何がおもしろいのかシュメール人とか、昆虫宇宙飛来説とか、月の成り立ちとか… そんな古来の謎めいた話が出ると、ドキドキして血圧が上がってしまいます。 私は古代文明や生命進化など、この世界の「起源」にまつわる話がたまらなく好きなの…

人間関係にドーンと構える~岸見一郎『嫌われる勇気』

■「コップの中に半分の水」という事実をどう見るか? 「物事には本来意味はない。ただ何かの"現象"が在るだけで、それが良いことか悪いことか意味を決めているのは人間であり自分である」 ドーキンスだったか誰かが確かこんなことを言っていました。 マイナ…

手帳は世界に一冊の「私の本」

2月になると4月始まりの手帳が店頭にも並び始めます。 今年は夫に「誕生日プレゼント」という名目で買ってもらいました。 (私事ですが2月生まれです)20代の頃は恋人同士らしい"それなりの"プレゼントを贈り合っていた時期もありましたが、今ではそこまで誕プ…

天童荒太『悼む人』

結局私もインフルB型にかかり、この週末は家族全滅でした…。 信頼していたクレベリン+空気清浄機が今年は効かなかったショックは大きいです。そんな中、よく読ませていただいているブログに天童荒太さんの『悼む人』が紹介されていまして。 これは私も印象に…

最近読んだ本8冊(新刊含む)

どんなに長くても5日以上あけずにブログ更新しようと決めたのに。 今回はダメだ。 どうしてもダメだ~。長女がインフルになり、次女まで発熱し、なんか私も疲れきってしまった(;´д`)そして現在、娘の入学式のフォーマルを仕立てているので、肩がこり目が疲…

もしかしたら人間関係の極意かもしれない~藤原和博『自分「プレゼン」術』

昔読んだものを大晦日と元旦に再読しました。この本はタイトル通り、"自分の魅力や考えをいかに人に伝えるか"という啓発本なのですが、よくありがちな「プレゼンテーションのハウツー本」とは少し雰囲気が違う感じがします。 題材は、名刺作りと渡し方から人…

平安おかめ人に現代人が出会う~柴田よしき『小袖日記』

年末に読んだ中で一番おもしろかった小説がこちらです。 大矢博子さんの『歴史小説読み比べガイド』で紹介されていた、現代人目線から見た(←ここ重要)平安時代を舞台にした物語です。 [あらすじ] 現代のOLが、あるとき失恋をきっかけに家を飛び出したと…

正しい日本語を使いこなせているだろうか~『大人の語彙力が面白いほど身につく本』

日本人でも日本語ってなかなか難しいと思うことがあります。 でも今さら聞けなかったり、出会う機会がなければ気にもとめない言葉もあったりしますよね。そんな日本語を「語彙力」、ボキャブラリーという切り口で紹介された本があるそうで、新聞で見つけたの…

一人の命と多数人の幸福、どちらが重い?~テグジュペリ『夜間飛行』

『星の王子様』の著者で有名なテグジュペリですが、郵便飛行機のパイロットを勤めた彼が、実体験をもとに書いたと言われる小説です。夜間飛行 (新潮文庫)作者:サン=テグジュペリ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1956/02/22メディア: 文庫物語の舞台になって…

藤原和博『負ける力』

藤原和博さんは、リクルート社フェローなどを経て、公立学校で初の民間校長を勤めたことで有名な方です。私は職業柄から元々存じ上げていた先生で著書も読んだことがありましたが、昨年グロービスのウェブで彼の講演を聞く機会があり、年末の機会に改めて未…

村山由佳『遥かなる水の音』

「大人の恋愛を描く作家」として名高い村山由佳さんですが、日本国内を舞台にした作品だけでなく、私は海外を舞台にした作品に好きなものが多いです。 ヒロインが妙齢を過ぎた日本人で描かれていることが殆どなので、未踏の海外が舞台であっても未知の世界と…

大矢博子『歴史小説読みくらべガイド』(新刊)

細かい人名や年代が覚えられず、学生時代から"社会科"としての歴史が苦手だった私です。 それでも現在と異なる時代の物語は純粋に楽しめます。とはいっても日本の時代小説は、パッと思い付く限りでは司馬遼太郎くらいしか読んだ記憶がありませんでした。 更…

森博嗣『恋恋蓮歩の演習』

森博嗣さんの本は何冊か読んだのですが、ミステリー作家であるにも関わらず、実は今回は彼のミステリー初挑戦でした(^^;私…バイオレンスや殺人描写が大の苦手でして、ミステリーはそういうシーンが出てくる場合が多いので敬遠してしまいます。 しかし今回の…

謹賀新年2018

謹んで新年のお慶びを申し上げます。年末年始で図書館の上限10冊ギリギリまで借りてきましたが、案の定、三が日までに全て読みきれるはずもなく、あと4冊ほど残っています。三が日を過ぎて今年初めての記事、一応自分としては読書ブログというテーマで書いて…